出展された作品の写真を掲載します。
タイトル「butterfies dance on the lily」
学校名 水戸高等特別支援学校
作者名 藤枝 百合愛
自分の名前にも使われている百合の花。花に想いを寄せて、じっくり描く姿が印象的でした。
水彩画が得意な作者は、これまでに何枚も水彩画に挑戦しています。水の量の調整や色彩の鮮やかさなど、水彩画の絵の具の特徴を生かした画法で見る人を魅了してきました。
タイトル「てのひらどうぶつえん」
学校名 水戸聾学校
作者名 井手美遊 松浦凛生 宮田大輝
えんそくで かみねどうぶつえんにいったよ。どうぶつが いっぱいいたの!
ひまわりぐみでも どうぶつえんをつくろうよ!
ぼくは いぐあながすき。いぐあなをつくるよ。
わたしは にじいろのとりがいたらいいな。いろいろなえのぐを つかうよ!
ぼくは ぞう、ぺんぎん、さる。どうぶつが たくさんいて うれしいな。
てのひらで ぺたぺた。おもしろいね!
みてみて!こんなに たくさんの どうぶつができたよ。
どうぶつえんだから おりもかかなくちゃ。
どうぶつえんには 木も あったね。
みんな、てのひらどうぶつえんに ようこそ!
タイトル「フロアバレーボール」
学校名 盲学校
作者名 フロレス アンジリン ユ
盲学校では「フロアバレーボール」という競技が行われています。この競技は、バレーボールを視覚障害者向けにアレンジしたもので、チームの組織的な行動で繰り出される数々の戦術と圧倒されるほどのスピード感が特徴です。アイシェードを着用し見えない状態の前衛と見える状態の後衛が協力し合う、チームワークが大切な競技で、視覚障害者だけでなく健常者も一緒にプレーできます。
作者は、前衛選手として中学1年から4年間フロアバレーボールに打ち込んでいます。激しい競技ですので擦り傷や痣は絶えませんが、彼女の盲学校生活はフロアバレーボールなしには語れないほどこの競技を、仲間を大切に思っています。
この作品は、フロアバレーボールをコートごと再現しました。ネットの下でボールを打ち合うこの競技、ネットの下にしゃがんでいる3人は前衛選手。後ろで立っているのは後衛選手。チームの仲間や監督を一人一人思い浮かべて作りました。
どんな競技か興味をもって見ていただけたらきっと作者もうれしいはずです。
タイトル「夜空を泳ぐカラフルなクジラ」
学校名 水戸高等特別支援学校
作者名 木戸 愛織
夜空を泳ぐクジラを描きました。
構想の段階から「どんな作品に仕上がるのだろう」と、とても楽しみでした。
クジラの身体の表現では、背景にブラシを使用したスパッタリング技法で描いたり、お花紙を使ってマチエール出したりとさまざまな工夫を凝らしています。
また、作品全体からはクジラを主役にした壮大なファンタジーが感じられます。数か月間かけて、じっくり描いた完成度の高い作品です。どうぞ近寄ってご覧ください。
タイトル「ウミガメ」
学校名 盲学校
作者名 郷本 春翔
毎年中学生のひとクラスで、本物そっくりの動物を制作します。視覚に障害があると、普段触れることができない物の形状を知ることが難しいため、このような制作をしています。
彼は多くの動物の中から「カメ」を選びました。彼が学習に面白さを見出した時のいたずらっぽい目は小学生の時から変わらないなと嬉しい気持ちになります。
「カメって言うけど、それはウミガメ??リクガメ??」という私の質問にウミガメの手とリクガメの手の違いを自分の手で再現して見せてくれます。迷った末、ウミガメに決定。インターネットを使ってウミガメとリクガメの甲羅の形の違い、顔の違い、色の違いなどを調べ、同じカメでも全然違うことに驚き、だんだんそっくりに仕上がっていく自分のカメに「すごいー。」と自画自賛の声をあげます。子ガメ、卵、砂浜、周りの環境も丁寧に作り上げると波の音が聞こえるようです。
特にこだわって作った甲羅の形は納得の出来のようです。
タイトル「レモンは化学」
学校名 水戸飯富特別支援学校
作者名 大津 舞斗
化学が大好きな舞斗さん。
どんな果物を描くか迷っているときに、「レモンって電気通すらしいよ」とボソッと伝えると、表情がパッと明るくなり、「あ、確かに!」と、レモンを描くことに決定。
「レモンは水分が~・・・」「電気を通すってことは~・・・」とつぶやきながらスラスラと描くこと1時間。レモンの凹凸や影がしっかり表現されたレモンの周りには、電線ケーブルまでしっかりと描かれていました。
タイトル「登り龍」
学校名 水戸聾学校
作者名 豊田彩寧
昨年から毛筆の学習を始めると、「楽しい!」と、何枚書いても飽きない様子で毛筆にはまっていた。
今年に入り、干支の話題になった時、「龍って何?」龍の絵を黒板に描いて見せると、「私も描きたい!」ということで、せっかくなので墨絵に挑戦することになった。
どんな龍を描きたいか様々なデザインを参考にし、「目は、ちょっと怖い、ひげがこんな風で、つのがあって、模様も金色。」と自分のイメージの龍を考え、身体は太い筆で勢いよく一気に、目、つの、ひげ、爪、お腹の模様は、細筆で迷わずに描き上げていた。「背中のギザギザが難しい。」と言いながら、ここだけは苦戦していたが、描き上がった龍を見て、「かっこいい龍ができた。」と満足そうだった。
タイトル「深海ワールド」
学校名 水戸飯富特別支援学校
作者名 菅谷 龍翔
ゲームと工作が好きな龍翔さん。休み時間には牛乳パックを使って電車やはし箱入れなどを作って楽しんでいます。
大好きな図工の時間には下絵やアイディア図からよく考え、細かなところまでこだわりながら作品を作っています。
今回のシール版画では、映画で見て印象に残っていたタイタニック号を中心に海の生き物たちを描きました。深海に眠るタイタニック号
とそこで暮らすたくさんの生き物たち。1番こだわった部分はタイタニック号の切り離された部分をギザギザの形で表現したところだそうです。
龍翔さんの細部までこだわって作った深海ワールドをぜひご堪能ください。
タイトル「サッカー選手」
学校名 内原特別支援学校
作者名 冨岡 羚
身体を動かすことが大好きな冨岡さん。ランニングに体育に部活動、いつも楽しみにしています。
そんな冨岡さんが選んだテーマは「サッカー」です。
今年は、サッカーとバスケットボールの体育の授業があり、悩んで決定。躍動感のある画像を検索し、日本代表の選手をモチーフにしました。手足を伸ばしている様子や空中の姿勢がとてもリアルに表現されました。
タイトル「平和なうみのせかい」
学校名 水戸飯富特別支援学校
作者名 藤井 気覇
本単元での作品の共通テーマは「海の中」です。このテーマから、気覇さんの壮大な物語が始まります。
この作品の中には、小さなひとでやアジ、たこ、そして巨大なくじらやサメが描かれています。普通の海の中であったら、食べられてしまうかもしれない緊張感がありますが、ここは「平和なうみのせかい」。どんな生き物も仲良く、安全に、平和に過ごすことができるのです。海の生き物たちが、みんなで休むことのできる山や、一緒に生活しているお城、「へいわなせかい」がたくさん散りばめられています。
もしかすると、海の中にはこんな世界が広がっているのかもしれない、と感じられる作品ができました。皆さんもぜひ、海の世界をのぞいてみてください。
タイトル「シャインマスカット」
学校名 水戸聾学校
作者名 柴蒼真
「大きいのもあるし、(全部大きさが)同じじゃない」と、自分がこれまで目にしたり、口にしたりしてきたブドウの粒の大きさを思い出し、1つ1つ丁寧に成形していった。あまりの粒の多さに、「多いな!」と言いつつも一人黙々と作り上げていった。
着彩においても、色を塗る前に組み立ててしまうと奥の粒や芯が塗れなくなってしまう。≪本物そっくり≫を目指す彼は、全てを着彩してから組み立てる方法を選択した。
これまた「多いな!」と言いつつ、根気よく1粒1粒を着彩。手間がかかるにもかかわらず、着彩の際は少しずつ色を変えて色を塗っていった。
最難関は組み立ての工程だ。本人も「ボンドでくっつけるのは、すごく難しかったです。どうしてかというと、粒はくずれたし、落ちるのはしんどかったです」と語っている。
彼の努力の結晶のような作品だ。
タイトル「信頼の心」
学校名 水戸高等特別支援学校
作者名 小浪 あおい
作者は、一眼レフカメラを手にして今日も撮影にいきます。
今回は、蓮の写真を撮影しました。梅雨の終わり、蒸し暑さも忘れるほどのピンクの蓮の花はとてもきれいでした。花が咲く音が聞こえてきそうです。
その凛とした立ち姿は、どんなに辛い環境であっても私たちの心にそっと寄り添ってくれているかのように感じます。
私たちもそのようでありたいと思います。
タイトル「アイドルを夢見て」
学校名 内原特別支援学校
作者名 丹野望美
私はうちとく学園に通う中1女子、ミント。趣味はイラストを描くこと、手作りの小物をプレゼントすること、脚本を書くこと、作詞作曲。ピンクマジカルみたいなJKアイドルに憧れて、ダンスレッスンも頑張ってます。
突然ですが、昨日私が見た夢の話をきいてください。過去の私(3才と小5)と今の私が出会い、ピンクマジカルと一緒にうちと祭のステージに立ったんだ!歌も衣装も小道具も振り付けもヘアメイクも全部私がプロデュースしたよ。歌はフルートで作曲したミントの代表曲「ポップポップガールズ」。衣装は色作りからこだわり、名前にふさわしいミントとピンクで可愛く仕上がった!メイクのポイントは、なんといっても目!輝く瞳と、ミントステッキ、ミントパクトから放つキラキラビームで、うちとく学園のみんなをメロメロにしちゃった。うちとくの森の動物たちもステージを盛り上げてくれました。
いつの日か、夢なんかじゃなく、本当に世界デビューしてみせるから、みんな、楽しみにしててね!
タイトル「きれいなうみのせかい」
学校名 水戸飯富特別支援学校
作者名 椎名 泰雅
生き物が大好きな泰雅さん。家庭では2匹の愛犬と生活を共にし、学校では、ベランダやグラウンドで出会う、様々な虫や鳥などにとても興味をもっています。
そんな泰雅さんに今回与えられたテーマは、「海の生き物たち」です。教師からテーマを聞くや否や、「サメを描きたい!」と目を輝かせながら話してくれました。そんな強い思いから生み出されたのが、作品の上部を堂々と飾る雄々しいサメです。ものづくりに意欲のある泰雅さんは、水彩絵の具をうまく活用しながら、サメ以外にもたくさんの海の仲間を描き出しました。1匹1匹がまるで命を宿しているかのように、丁寧に描かれています。
生き物への優しい気持ちと、強い創作意欲が、この作品を生み出しました。
タイトル「冬に向かう方へ」
学校名 水戸高等特別支援学校
作者名 土子 祐依
晩秋から初冬への移り変わりが表れている作品です。ススキ達は何を話しているのでしょうか?このススキ達は太陽の力をそっと借りながらも、どこか優しい雰囲気を醸し出しています。
これから季節はどんどん巡っていきます。冬に向かう姿が凛々しく、力強いものであることが伝わってきます。そう感じさせられる作品となりました。
タイトル「りゅう」
学校名 水戸特別支援学校
作者名 前嶋一輝
「書き初めをしましょう。どんな字を書きますか?」
「今年は辰年なので、『りゅう』。」
「ひらがなで『りゅう』?それとも漢字の『竜』?『龍』?」
「漢字の『竜』!」
「では、『竜』を書こう。」
「何色にする?」
「青!」 青竜が現れました。
「次は?」
「赤!」 赤竜がやってきました。
「白も書きたい!」 白竜も飛んできました。
「最後に黒で書く!」 最後に大きな黒竜が浮かんできました。
「できばえは?」
「いい感じ~!」
新年めでたく、東西南北の色がそろいました。
タイトル「人物の顔が顔面みたいです」
学校名 水戸飯富特別支援学校
作者名 西野 達希
普段の生活では、一見物静かな印象…と思いきや、話し出すと止まらないおしゃべりな達希さん。
ゲームや読書、友達と遊ぶことが好きで、よく笑います。
また、動物や虫、宇宙にくわしく、様々な生物や惑星の名前、特徴を教えてくれる、飯富の博士のような存在です。最近は、宇宙生物の形を想像して絵を描いたり、想像したことを話したりしています。
自由な発想で突き進む彼の作品は、いつもモチーフへの愛でいっぱいです。今回の「人物画を描こう」の作品は、自分の顔が主役。外見のよさだけでなく、内面の素直さや芯の強さを独創的なタッチで表現しました。
彼の作品は、あなたの目にどう映るでしょうか・・・じっくりとご覧ください。
タイトル「閻魔大王」
学校名 水戸飯富特別支援学校
作者名 大澤 琉生
体を動かすこと好きな彼は、美術は苦手としている教科でした。今年度、造形の学習が多く、粘土で人の全身を制作した時には、イメージしたものがかっこよく形に残ることが嬉しく、生き生きと美術の学習に取り組むようになった印象があります。
今回も、「かっこいい作品にしたい」、さらに「難しいものに挑戦したい」という思いから、この作品ができました。線が多く、難しかったと思いますが、ヘラで丁寧に線描したり、明暗を工夫したりして、完成した作品を見た彼は達成感に満ちた表情でした。この閻魔大王の表情から、「なぜ君はうそをついたのだ!」と言っているのではないかと、想像しながら制作したようです。彼の中学部3年間の努力が詰まった、集大成と言える作品です。
ぜひ、これまでの彼の努力を想像しながら、この力強い素敵な作品をご覧ください。
タイトル「サンゴ礁の番人」
学校名 水戸飯富特別支援学校
作者名 大石 大起
小さいころから魚が大好き。幼少期には、一冊の魚の図鑑を丸暗記したそうです。大概の魚の名前を聞くと答えてくれます。しかもその魚の特徴についても詳しく解説してくれます。
インテリジェンスな雰囲気もある大起さんですが、プールも大好き。自分も魚になった気持ちになれるといいます。得意な泳ぎは潜水。
私たちが普段、怖いと思うサメも彼にとっては、大切な友達でしょうか。ぜひお魚の目に注目してください。彼の魚への愛が込められている作品です。
タイトル「モザイクタイル」
学校名 水戸飯富特別支援学校
作者名 小林 由幸
写真の額の中に好きなタイルをのせてデザインを考えました。
中心の3つのハートがアクセントです。タイルを一枚ずつ丁寧に貼りました。
タイルのすき間に、工作用の目地材を流しました。タイルを汚さないようにしながら、スプーンで流しましたが、目地材が平らになるように流すのが難しかったです。乾くと目地材が白く固まりきれいに仕上がりました。
タイトル「夏休みの思い出「へびにさわったよ」」
学校名 盲学校
作者名 岡野晴斗
夏休みにイーアスつくばで、動物ふれあい体験をしました。
僕は、パパと一緒に、いろいろな動物にそっと触ってみました。
一番印象に残ったのは「蛇」。太くて長くてぬるぬるしていました。
図工の時間に紙粘土で蛇づくりに挑戦しました。
紙粘土をこね、両手で何回も前後に転がすと、長い棒ができてうれしかったです。
ぼこぼこのスポンジローラーで体を黒色に塗りました。
目と舌をつけて、くるっととぐろを巻かせ、スパンコールを鱗にしました。
オシャレな蛇に仕上がりました。夏休みの思い出を作品に残せてよかったです。
タイトル「ハッピーな一日」
学校名 水戸高等特別支援学校
作者名 土子 芽依
タイトル「夕暮れ先は夢、希望」
学校名 水戸高等特別支援学校
作者名 早川 啓太郎
作者は、写真が好きで色々な写真を撮影しています。
本校の写真部に入り、撮影の仕方も上手になりました。自分用のデジタルカメラを買って貰い、そのキラキラした瞳から映し出される写真は、魅力あふれるものが多くなってきました。
この作品は、夕方の学校から鹿島臨海鉄道を撮った写真です。乗客がほとんど居なかったため、夕日が綺麗に窓ガラスを照らしているのが分かります。夕日に向かっていくその先には、未来があります。未来に向かって夢や希望を持ち続けて行きたい…。そんな気持ちが伝わる作品です。
タイトル「クラゲのダンス」
学校名 水戸特別支援学校
作者名 かくたちあき
いろいろな画像を見ながら、海の生き物を見るとじっと見つめた、ちあきさん。
そこで、海の生き物をいろいろ見ていくと…クラゲを見た時ににっこり!よし、クラゲを作ろう!
体は何色にするか聞くと、赤色をじっと見つめ決定。それから、いろいろな色のセロファンをはさみで一緒にチョキチョキ。カラフルな足(口腕)ができました。ボンドでどんどん足をつけていきます。きれいなクラゲの出来上がり!しかし、笑顔にならないちあきさん。そこで背景も作るか聞くとにっこり。セロファンと和紙を見せると和紙をじっと見つめました。そして、青色のセロファンもじっと見つめます。背景はこの2つにしよう!チョキチョキ、ペタペタ…できたっ!
和紙が海を一層キラキラ素敵な世界にしています。きれいな海の中、踊るクラゲ。さぁ、一緒にダンスはいかが?
タイトル「ピンク キャット」
学校名 水戸特別支援学校
作者名 あゆちゃん
あゆちゃんは、いつもニコニコ笑顔の中学1年生の女子です。「何のお面をつくりますか?」と聞いたら、「わたしが好きな動物をつくりたい」と笑って答えてくれました。「先生と一緒に考えようね」というと、「うん」とうなずいてくれました。「あゆちゃん、まずはお面の形をつくってみようよ」「そうします」ということで、まずは新聞紙と木工ボンドを水に溶かした液体を洗面器の中で混ぜ合わせました。
「キャー、面白い」。あゆちゃん夢中で練りました。
練り合わせた新聞紙で、お面の土台をつくりました。
「あゆちゃん 何かの動物にみえないかな?」と聞くと
「先生、わたしはネコが作りたいよ」「じゃ 耳をつけないとね」次に半紙をちぎって貼りました。「あゆちゃん 表情少し硬いよ」「楽しんでね」と先生がいうと「ここが大事なとこなんだ」と言ってるみたいでした。「何色のうさぎにする?」と聞くと、ニコッと笑って「もちろん ピ・ン・ク」
笑顔の、あゆちゃんピンクキャットを、完成させることができました。「誰に被ってもらいたいのかな?」と聞くと、それはもちろん「○○〇さん」という笑顔を見せてくれた、あゆちゃんでした。
タイトル「のぼりたつ」
学校名 水戸特別支援学校
作者名 石井斗季亜
お気に入りの棒のおもちゃを手のひらでコロコロと玩んでいたあの頃。
そんなひとり遊びから、おもちゃはペンになり、筆になり・・・。
いろいろなものに触れてきた中で、握ったり、つまんだり。
そうして動かして、道具を上手に扱えるようになりました。
しっかり握られた筆は、カラフルに染められた紙の上で自由に動き、サッと、じわっと、さまざまな線を描いていきます。
じっと眺めていると・・・。オレンジや黄色はカラフルな龍のよう!?
かすれた墨は龍の這ったあと?爪あとや水しぶきかな!?
描き終えると、ニヤッと不敵な笑みが。
「まぁまぁ、これくらいお手のものですよ。」
みなさんの目にはどんな風に見えるでしょうか?
ぜひいろんな目線で、角度で楽しんでみてください。
タイトル「バンバンバンッ!!はじける花火」
学校名 水戸特別支援学校
作者名 N・Y
ビー玉を転がして、好きな色を色付けして楽しむことができました。
自分で貼りたいシールを「青!」と言って選び、たくさん貼ることができました。
はじけるような花火を表現することができて嬉しそうです。
タイトル「Smile おかめ」
学校名 水戸特別支援学校
作者名 加藤彩花
「世界のお面」をみんなで見ました。
すごいなぁ…黒いお面、赤や黄色のお面…ボサボサの髪の毛のお面…ちょっと怖いなぁ…
私は白くて丸い、優しい感じの「おかめ」をモチーフにしたお面を作ることにしようと考えました。
真っ白な顔、ふっくらほっぺにするために、紙を貼りました。
何枚も重ねていくうちにふくよかになってきました。
「もう少し、かわいくしよう!」
目を筆で描くと何となく穏やかな感じになりました。
自分からお花紙に手を伸ばして、頬や口元は、お花紙を丸めてみました。
「お化粧したみたい!」「かわいい!」
このお面を見ていると誰もが笑顔(スマイル)になれますように!
皆と一緒にお面作りができて楽しかったです。
学校生活最後の思い出の作品ができました。
タイトル「ぞう」
学校名 水戸特別支援学校
作者名 寺島愛
「うーん、うーん…。」
作品を作るときは、いつもじっくり考える愛さん。ですが今回は「ぞうにする!」と作りたい作品がすぐに浮かびました。
ぞうの写真を見ながら、スチレンボードに線を付けていきます。鼻の大きさが控えめなのが愛さんらしいです。ぞうの周りに星や花などの模様を入れたら版の完成。今度は刷る作業です。
絵の具が付いたローラーで一直線に塗っていきます。縦、横、斜め…。用意していた全4色の絵の具が版の上で交差しました。
その上にゆっくり画用紙を置いて…バレンでこすって…。
「3!2!1!」
愛さんの合図で、カラフルで楽し気な「ぞう」が現れました。
タイトル「小さな巨人になる!」
学校名 水戸聾学校
作者名 K・N
授業で制作した作品を、それぞれ思い思いの場所で撮影した。
小道具を使って撮影する者、アングルを工夫して撮影する者……。
K・N君も始めのうちは美術室内で作品を撮影していた。しかし、ふと思い立ち、「先生、あとでまた撮りに行っても良いですか?」と言い、放課後の時間を使って撮影したのがこの作品だ。
ローアングルから撮影したこの作品は、まるで夕日をバレーボールに見立てて力強くスパイクしているかのよう。写真のなかに写る立体作品もどことなく気持ちよさそうだ。日の傾き加減や、配置を工夫して表したいイメージを捉えた。
令和5年2月開催の「第10回MITOアールブリュット展」の作品はこちら↓からご覧いただけます。
令和4年2月開催の「第9回MITOアールブリュット展」の作品はこちら↓からご覧いただけます。
令和3年2月開催の「第8回MITOアールブリュット展」の作品はこちら↓からご覧いただけます。