水戸京成百貨店8階のロフト前で開催しました。展示会場の様子を動画でお伝えします。【1分20秒】
タイトル 「だいすき!」
学校名 水戸聾学校 幼稚部ひまわり組
作者名 I・R、K・T、H・K、H・M、Y・S、M・T K・W、S・T、S・H、H・H、Y・K
みんなそれぞれ自分色、個性豊かなひまわり組。
みんなのだいすきも ばらばらだ
ぴょんぴょん ガオガオ ちゅーちゅー じゃーじゃー ぱたぱた ゆらゆら
それでもとってもなかよしひまわり組。
みんなで作った共同作品。ばらばらだけど、まとまった。
「大好き!」がいっぱいで 仲良しなのが伝わる作品になりました。
倉持靖則
タイトル 「イルカと海」
学校名 内原特別支援学校 中学部3年
作者名 根本 葵唯
スクールバスを降りて小走りに登校すると、誰よりも通る声が校舎内に響き渡る。
それは学校中を明るく華やいだものにしてくれる。
彼女のマイブームはたびたび変わる。
以前、小さい頃は、レゴブロックの人型のパーツにはまり、「○○隊員」と読んで愛好していたらしい。
少し前までは、テレビ局のアナウンサーを覚えスクールバス車内などで話題にしていた。
最近は、政治関係に造詣が深まり、また年頃でもあるせいか、イケメン若手議員にぞっこんで、YOUチューブに流れるPRソングを愛聴している。
そんな彼女であるが、ペンや筆を持つとイメージ豊かなイラストレーションを次々に描き、周囲を感心させている。
今回は、その画才を版画にしたため、画面構成もよろしく海の生き物を彫り上げたのであります。
教諭 木村孝幸
タイトル 「さわっても見ても楽しい、みんなを乗せて、さあ うちゅうのたびへ」
学校名 盲学校 中学部1年、2年、3年
作者名 阿部 瑛治、 K.E、 堀江 凛心
盲学校に在籍する多くの生徒は、視力の問題から、絵を描くことが困難です。
しかし、図工・美術が好きな児童生徒は大変多く、みな表現したいものを心にたくさん持っています。
この3人は視力、見え方、得意なこと、好きなもの、それぞれ三者三様ですが、3人が力を合わせて一つのテーマに沿った絵画作品を作るために、いろいろな工夫をしています。
絵を描くことが難しい生徒は、色紙をちぎって貼ることで宇宙空間や惑星を表現します。
一生懸命触って貼る場所を探します。絵を描くのが得意で、電車博士の生徒は、電車の絵を描いて宇宙を縦横無尽に走らせます。
宇宙ですから、もちろん乗客は宇宙人。みんなのアイディアで電車は動く仕掛けになっています。
お互いのアイディアやそれぞれの作った部分を誉め合って、時間をかけ、力を合わせて出来上がった作品。
3人の完成の喜びはひとしおです。
ぜひ電車をスライドさせて、そっと走らせてみてください。
教諭 小池 英恵
タイトル 「青いターバンの少女」
学校名 水戸高等特別支援学校 高等部3年
作者名 白石 胡桃
フェルメールの有名な作品の模写からイメージを膨らませて描きました。
油絵の具に初挑戦でしたが、担当者が軽くレクチャーしただけで、すぐに絵の具の扱いを覚え、自分で取り組んでいました。
少女の表情には特にこだわりをもって描きました。
まるで今にも動き出しそうなリアル感を感じていただけますでしょうか?
この少女は誰で、こちらをみて我々に何を伝えようとしているのか、、、想像してみてください。
教諭 石崎奈波
タイトル 「たのしいどうぶつえん」
学校名 水戸飯富特別支援学校 小学部4年
作者名 綿引 航大
遠足で行った動物園の絵をクレヨンや絵の具で描きました。
写真を見て、どんな動物がいたのか思い出しながら象やシマウマ、フラミンゴ、ペンギンなどたくさんの動物を描くことができました。
ペンギンやフラミンゴは水辺、象はコンクリートなどと背景の違いにも気付き、丁寧に描くことができました。
また、シマウマの模様もよく見て描いていました。
色を塗る際は自分で絵の具を混ぜて色を作り、カラフルな作品に仕上がりました。
色とりどりの動物や背景を見ると楽しい雰囲気が伝わってきます。
教諭 寺門 敬介
タイトル 「ネギ」
学校名 水戸飯富特別支援学校 高等部1年
作者名 笹嶋 啓揮
「野菜を描こう」の授業で、ネギを描きました。
実物のネギをよく観察して、形や色を工夫しました。
ネギの特徴的な、みどりからだんだんきみどりになり、じょじょに白になるところを、パステルを使って表現しました。
かげもつけて、立体的に見えるようにしました。
横から見たネギと、ネギの根っこの方から見た両方を描きました。
笹嶋 啓揮(本人)
タイトル 「筑波山とまち」
学校名 水戸飯富特別支援学校 高等部2年
作者名 福田 大翔
ステンシルローラー版画で筑波山とその周りの町をイメージして作りました。
宿泊学習で泊まった土浦の夜景がきれいだったので、作品のテーマにしようと決めました。
ステンシルローラー版画は型紙を置いて、その上から色を重ね塗りするので、うまく色が出るか心配でしたが、型紙シールをはがしたときに、星や山の色がイメージ通りに出たので、うれしかったです。
福田 大翔(本人)
タイトル 「ダンボール縁日」
学校名 盲学校 小学部5・6年生
作者名 内田 朱花、郷本 春翔、深川彩春
ダンボールを使った共同作品制作を始めるにあたって、テーマは何にするか、どれぐらいの大きさにするか、分担はどうするかなど、3人で話し合うことから始めました。
様々な意見が出る中で、「小学部のみんなで遊べるようなものがいい!」という思いから、テーマは「ダンボール縁日」になりました。
それぞれの縁日のイメージから、輪投げ・金魚すくい・ガラガラなどを作りました。
作るものによって、厚さの異なるダンボールを使ったり、ダンボールカッターの使い方を工夫したり、試行錯誤を繰り返しながら作品を作り上げていきました。
自分の担当した部分が完成すると、友達を手伝うなどチームワークの良さも見られました。
図工が大好きな3人が楽しんで制作し、鑑賞する方にも楽しんでもらいたいという思いが込められた作品です。
教諭 菊池 享子
タイトル 「ひょっとこ」
学校名 水戸特別支援学校 中学部1年
作者名 加藤心乃
とても明るい性格の加藤さん。
何事にも積極的に取り組む頑張り屋さんです。
「ひょっとこ」の口がとがっている所に気をひかれて、この作品の制作を決めました。制作中にあたっては、口を立体的に見せるためにたくさんの新聞紙をちぎり貼り付けています。
目や鼻の形にも特徴を出すために、色付けに気を付けています。
このひょっとこは昔、竈(かまど)の「火を吹く」様子から「ひょっとこ」と呼ばれるようになったといわれるようです。
加藤さんは火を吹くことは無くとも、日ごろから何事にも「チャレンジ」する気持ちがあります。
胸に込めた熱い気持ちがこの作品を生みました。
教諭 仲田 和詳
タイトル 「燃えるモナリザ」
学校名 水戸高等特別支援学校 高等部3年
作者名 鐵 英智
レオナルド•ダ•ビンチの名画「モナリザ」にインスピレーションを受けて描きました。
今まで、人物シリーズを何枚か描いているのですが、今回は特に力の入った作品に仕上げることができました。
顔の表情や手を組んでいる様子など、表現方法に苦労して描いた作品です。
どうぞじっくりご覧ください。
教諭 石崎奈波
タイトル 「くまさん」
学校名 水戸飯富特別支援学校 小学部5年
作者名 豊田 琉悟
くま大好きな琉悟さん、図鑑のくまのページを見て、鮭を捕まえるシーンに目を輝かせ「これ!」と描くシーンを決めました。
下絵には、一番最初にダイナミックに大きなくま!
その後、口元には鮭、足元には波、母ぐまの近くには2頭の子ぐま、それを見る僕とストーリーが広がっていきました。
彩色は色鮮やかでビビットな作品に仕上がりました。
教諭 鬼澤 知明
タイトル 「みんなの石先輩」
学校名 水戸聾学校 中学部1年
作者名 K・N、S・R、H・K、M・H K・S、H・R、S・R、N・K
石は、一つとして同じ造形のものがなく、様々な形や色に富んでいる。
「ボコボコしているところがある」「くぼんでる」「ちょっとキラキラしているとことがあるから宝石の仲間かも」「この色は何色混ぜたらこんな色になるんだろう」「この石は昔、洞窟にあったのかもしれない」それぞれが選んだ石をじっくり観察したり、手で触れたり、かつて存在したかもしれない場所に思いを馳せながら制作しました。
石の制作方法も八人八様。本物の石を粘土で包んでみる生徒や、パレットに出した複数の絵具を少しずつ混ぜてはスケッチブックへ試しに色をのせてこまめに確認する生徒、カッターや金属やすりを使って本物の石を削ってその粉をふりかけて石の独特の色合いを表現しようとする生徒も!
それぞれ個性あふれる作品に仕上がりました。
教諭 吉成喜恵
タイトル 「神雲」
学校名 水戸高等特別支援学校 高等部1年
作者名 冨永 依吹
冬休み前の晴天の日。
夕暮れのこの光景が撮れる瞬間をドキドキしながら待っていました。
その時を待ちわびたかのように、雲の彼方から日差しが舞い込み、天から神様が舞い降りたかのような写真になりました。
雨の日も風の日の私たちを明るく照らしてくれる太陽。
神々しいその光は、明日が、また皆の未来が明るくありますように・・・。そんな願いが叶いそうな作品です。
教諭 根本 裕子
タイトル 「annual rings」
学校名 水戸高等特別支援学校 高等部2年
作者名 深作 陸人
「あるがままを撮るそれが僕の信念です」と深作くん。
写真部に入り2年目。
撮影するものの内容や角度を意識するようになった。
「何を撮ろうかな」とカメラを手にしていた時に、ふと芝生から現れた切り株。
切り株は綺麗な年輪を携えている。
その切り株は半分しか顔を出さずに恥ずかしそうにしている。
そんな切り株を彼は撮影した。
「恥ずかしい・・・。」と言わんばかりの切り株。
しかし、「今度は、顔を全部見せてね」と会話をする。
そんな優しさ溢れる作品です。
教諭 根本 裕子
タイトル 「ニホンオオカミ」
学校名 水戸高等特別支援学校 高等部1年
作者名 岸 希来里
動物が好きで、鳥や恐竜、犬など、今までいろいろな動物の絵を描いてきました。
今回はオオカミの絵に挑戦。
木炭やパステルなどを使用して描き込んでいます。
制作終わりには腕まで真っ黒になるほどです。
モノトーンの仕上げで、より印象に残る作品になったなと感じます。
教諭 石崎奈波
タイトル 「車(TOYOTA PASSO)」
学校名 水戸飯富特別支援学校 中学部3年
作者名 菅谷 歩夢
僕は、車が大好きです。
家には、トミカのミニカーがたくさんあります。
なかでもお気に入りは、 TOYOTAのPASSO キラキラしていておしゃれです。
この車でドライブに行けたら最高!そんな思いをテーマに銅板レリーフの作品を作りました。
車の線がはっきり出るように、力を入れてヘラ押ししました。
そして、いぶし液で黒くなったところをいっぱい磨きました。
最後にニスを塗って、こんな感じになりました。
どうですか?ピカピカの PASSO 完成です!
教諭 羽田 寧
タイトル 「へいたいさんに あったよ!」
学校名 水戸特別支援学校 小学部1年
作者名 吉田蒼汰
きょうは小学生になってはじめてのえんそく。
お友だちと先生といっしょにおでかけなんて!ぼくは、うれしくてバスの中で ばんざいしっちゃった。
しょくぶつえんにつくと、お花や木がたくさん!大きな池もあったよ。
みんなで たくさん しゃしんをとった。
いつもバスをうんてんしてくれいてる 大すきなうんてんしゅさんとも とったんだ。
あったかいおへやの中には、あか、きいろ、あお・・すてきないろの花がたくさんさいていた。
虫をたべちゃうお花もあって、お花の中をみると、ほんとうに虫がたべられていたんだ。
すごかったよ。
そとに出ると ぼくより もっと もっと もーっと 大きなへいたいさんが たっていた。
はっぱやお花でできているへいたいさん きれいだし かっこよかったよ!
ぼくは へいたいさんが とっても大すきになって お友だちといっしょに なんかいも 見にいったよ。
こんどあったら つよくなる ひみつをききたいな。あの へいたいさんに また あいたいなあ。
教諭 海老澤聖子
タイトル 「モアイ」
学校名 水戸飯富特別支援学校 中学部1年
作者名 坂田 遥音
「モアイ!?」
この仮面の名前です。製作者の遥音さんは色使いの達人。
教室の引き出しから色とりどりのペンを選び、真っ白だった仮面をカラフルに仕上げていきます。
黙々と大胆に、そして思いをのせて。
遥音さんの作品はいつもカラフルで、愉快で、優しくて、そして物語があります。
この「モアイ」に身体ができ、伸び伸びとした手足がつきました。頭の上にも注目です。これから「モアイ」が遥音さんとの物語を語り始めます。
教諭 塩原 大樹
タイトル 「ぼくのタコ」
学校名 内原特別支援学校 小学部3年
作者名 鈴木蒼真
彼は話すことが好きだ。
時にそれは先生との会話かもしれないし、友達との会話かもしれない。
そして今回は、それがスチレン版画の『タコ』だった。
彼は生き物が沢山書かれた図鑑の中から、形を捉えることが難しいこの生き物をあえて選んだ。
さあ、彼とスチレン版画の会話の始まりだ。
「タコの足の本数は何本かな?」 「吸盤がいっぱい。端まで描こう。」
図鑑で見た姿を、持ち前の集中力を頼りに、どんどん紙の上で描き、泳がせていく。
「このタコはなんだか、海の奥のほうにいるのかもしれないな。」
「赤と青を足したら紫色…そうだ、この色にしようかな。」
刷る色をタコのそれから想像されるものにはせず、彼なりの色で刷ったところも、彼の目に映るタコと会話した結果かもしれない。
「見て!できたよ!!!」と、満面の笑みで彼がみんなに見せる『タコ』。
『見て!こんなに素敵な作品になったよ!』と、タコも私たちに話しかけているかもしれない。
教諭 菊池 優貴乃
タイトル 「シャイニング」
学校名 水戸高等特別支援学校
作者名 川崎 蒼太
秋晴れの日の午後、学校の庭から撮影した写真です。芝生に映るキラキラとした光が何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
何かを伝えたいと思っている太陽。
そのオーラは、きっと僕たちの成長を見守ってくれているはず。
太陽に向かいながら、また追いかけられながら、なりたい自分になれるように前に進んで行きたい。
そう決意の表れる作品です。
教諭 根本 裕子
タイトル 「ほって すって みつけて」
学校名 水戸特別支援学校 小学部4年
作者名 ともひろ
この感触は何かな。
チクチク ザラザラしているぞ。
指できゅっと握ったり、手のひらを乗せて押してみたり。
フォークややすり、シャボン玉を吹くストローなどいろいろな物を触って感触を味わいました。
トントン、ガリガリ、シューって色々な音が聞こえるよ。
つるつるのスチレンボードをたたいたり削ったりして、トントン、ガリガリと削れる音に耳を傾けたり、手のひらで触って確かめながら、デコボコを作っていきました。
赤や黄色、黒などのインクをコロコロして色を付けて優しくこすったら、小さなお花や流れ星みたいな模様が出てきたよ。
お気に入りは黒いインクの作品です。
仕上げにいろいろな色紙を貼り合わせて、僕だけオリジナルの額を作って完成です。
教諭 成田沙耶佳
タイトル 「星たちのメロディー」
学校名 水戸特別支援学校 小学部6年
作者名 船木 健
いつも素材の色や感触を楽しみながら、制作活動に取り組んでいる健さん。
今回はスチレン版画に取り組みました。
お手本で先生が「シュー」「トントン」と言いながら、スチレンボードに傷をつけて画板を制作する様子を見ると、健さんもフォークや押し型を使って、「シュー」「トントン」と言いながら、制作していました。
画板にインクをつけて、版を刷り、作品が出来上がると、「がんばりました」と力いっぱい大きな声で言っていました。
教諭 山﨑 美穂
タイトル 「自画像」
学校名 水戸特別支援学校 中学部3年
作者名 高輪悠学
いつも明るく、しっかり者でクラスの大黒柱である高輪さん。
今回、自画像を描くことに挑戦しました。
描く時には2つのことを工夫しました。
1つ目は、顔のパーツによって鉛筆の濃淡をつけてリアルさを出しました。
2つ目は、塗り方を工夫しました。
様々な濃さの鉛筆を使って、鉛筆を寝かせたりしながら塗るなど、塗る場所によって塗り方を工夫しました。
とても、満足のいく作品に仕上げることができました。
教諭 直井大輝
タイトル 「松本城」
学校名 水戸特別支援学校 高等部2年
作者名 ?澤慎蔵
絵を描くことが大好きな慎蔵さん。
今回は城を描くことに挑戦しました。
パソコンで日本の城を検索し、そのなかで一番気に入ったのが「松本城」でした。
画像を見ながら画面いっぱいに下描きし、アクリル絵の具を使って表現しました。
制作では、城の屋根の形が思い通りにならずに何度も塗りなおすことがありましたが、妥協せずに根気よく取り組んでいました。
石垣は、いろいろな色を重ね塗りしたことで自分の納得のいく着色ができたようです。
壁の質感を出すのに、アクリル絵の具で着色した上に、パステルで線を入れたりしました。
制作時間は10時間を超えた力作です。
満足のいく作品に仕上げることができました。
教諭 田中雅人
タイトル 「ぼくの作った真っ赤なイチゴ」
学校名 水戸特別支援学校 高等部3年
作者名 岸田 虎晴
いつも明るく元気な虎晴さん、クラスのまとめ役です。
虎晴さんの家ではイチゴを生産しており、間近で見ている真っ赤なイチゴを、スタンプで表現しました。
新聞を丸め、トイレットペーパーの芯につけたスタンプに真っ赤な絵の具をたくさんつけて、画面が真っ赤になるまでスタンピングを何度も繰り返して着色しました。
同じ方法でイチゴのヘタ、花も着色しました。
いちごのつぶつぶは、割りばしと新聞で作った小さいサイズのスタンプに色をつけ、スタンプを押す場所を考えながら着色しました。
画面いっぱいに大きな2つのイチゴが完成しました。
ぼくの家で作ったおいしい真っ赤なイチゴを是非食べてください。
教諭 田中雅人
タイトル 「きらきらぼし」
学校名 水戸特別支援学校 小学部3年
作者名 山下裕太
♪きらきらひかる~おそらのほしよ~
きらきら星の歌が大好きな男の子です。
スチレン版画は初めてでしたが、先生が手本を見せると興味津々。
近づいてじーっと見ていました。
ペンを持ってトントン。フォークを持ってサー、サー。
どんどん模様ができていきます。インクの色は青、モチーフは星型を選びました。
インクをつけて、刷って、めくってみると、そこには夜空が。
そこに選んだモチーフを好きな場所に貼ると…
大好きなきらきら星ができあがりました。
教諭 西野純子
タイトル 「ティラノサウルス」
学校名 水戸飯富特別支援学校 中学部2年
作者名 寺杣 奏太
ティラノサウルスの画像を見た時、迷いなく「ティラノにする。」といった奏太さん。
画像をよく見ながら、下絵を描きました。
彫刻刀で輪郭を彫る時は、曲線やつめなどの細かい部分が難しかったようで「爪がなくなっちゃう。」と言ってどうしたらいいかしばらく考え、版木をぐるぐる回しながら彫るなど自分から工夫していました。
色を付ける時も、2本の筆を使ってはみ出ないようにしました。
刷り上がりを見て「ティラノできたの。」と笑顔を見せてくれました。
教諭 所 宏子
タイトル 「僕の思い出・カラフルメモリーズ」
学校名 水戸飯富特別支援学校 高等部3年
作者名 金澤 渉
パステル画の技法を使って、描きました。
僕の今までの思い出は、ビー玉のようにキラキラと光を集めて、僕の中で輝いています。今まで出会った先生や友達、大切な家族。
高等部を卒業する僕は、今年、新たな道をスタートします。
これからもキラキラ輝く思い出をたくさん作っていきたいです。
輝くこの「色」は、僕の心の中でいっぱいになっていくと思います。
一つ一つ大切に、思いを込めて描きました。
金澤 渉(本人)
タイトル 「はっぴーらいおん」
学校名 水戸飯富特別支援学校 小学部6年
作者名 伊澤 南菜子
数種類の動物の中からライオンを選んで作品作りに取り組みました。
ライオンの体やたてがみは、大好きな黄色を一番最初に手に取り、絵の具を先端につけた綿棒で「しゅっ、しゅっ」とはじくようにして塗っていきました。
顔は、黄緑や橙などお気に入りの色で、割りばしの先で「とんとん」とたたくようにして色をのせていきました。
歌やダンスが得意でいつも楽しいお話をしてくれる南菜子さん。
製作中は、歌を歌いながらリズムにのって描きすすめ、菜々子さんの弾むような気持ちが伝わってくる、カラフルな色使いのライオンになりました。
教諭 横山 裕子
タイトル 「私のゆめの中」
学校名 水戸聾学校 小学部5年
作者名 武井 美智
「夢を見たよ。私は宇宙をふわふわ飛んでいて、いろいろなものが見えた。
とってもきれいだった。地球、月、土星、私の家もあった。
家族が大好きだから家が見えたのかな。」
彼女は手話でたくさんのことを表現し、楽しそうに話していた。彼女の表現には、日本語では表しきれない想いが溢れている。
「このぐるぐるは、私が飛んだところだよ。」
指で線を辿りながら、飛んでいる様子を表現する姿は、輝いていた。青、赤、緑に塗り分けられた風景にも、彼女の感性が表れている。
教諭 矢越 七美