葉っぱにいる　カエル

茨城県立水戸飯富特別支援学校　中学部　３年

時枝　頼希　(ときえだらいき)

彼はカエルが大好きだ。
彼の家の近くでは夏になるとカエルの大合唱が聞こえてくる。
とても大きく耳障りだが、彼には「ゲコゲコ」という鳴き声がなんだか心地よく、かわいく思えてくる。
この作品は、葉っぱの上に乗っている、大きなカエルと正面で向き合い、カエルが彼のことをじっと見つめている様子を描いたところである。
大好きなカエルと正対し、じっくり目を合わせ、あの鳴き声を近くで聴きたい…。
彼の願望がストレートに表れた作品である。
【教諭　塩原　大樹】