リュウグウノツカイ

内原特別支援学校　中学部2年

木戸愛織（きど　しおん）

世の中には、不思議や判然としない出来事が沢山ある。

地球の誕生、恐竜の絶滅、日本の史実・・彼女はそのような事象に出会うたび「もっと詳しく知りたい」と好奇心で心が弾む。そして、答えを見つけるために教科書で調べ、本を読み、辞書を引く。
　そのような彼女が美術の版画に選んだ題材が「リュウグウノツカイ」であった。

リュウグウノツカイとは、目撃されるだけで話題となる発見されることの少ない大型の深海魚である。

その生態は謎に包まれており、その神秘的な姿も重なって彼女の心をしっかりと掴んだ。そして、謎に満ちた深海での生活に思いを馳せながら「悠々と泳ぐ姿」を作品で表現した。
彼女はこれからも様々な事象に興味をもちながら、成長を続けていくことだろう。そして、今回のような素晴らしい作品を数多く残していくことと思う。
【教諭　平山聡子】