原爆ドーム
茨城県立水戸聾学校・小学部6年
宮田 光(みやた ひかる)
ぼくは戦艦が好きだ。
大きくて、強そうなつくりがかっこいい。
6年生になって歴史の勉強が始まったときは、とても楽しみだった。
戦艦『ヤマト』や軍隊、戦闘機・・ぼくが知りたいことが勉強できる!そう思った。
歴史で一番知りたかったのは、なぜ日本は外国と戦争になったのかということだった。
日中戦争、太平洋戦争、沖縄戦・・歴史を追っていくうちに、驚きが広がった。
1945年、広島・長崎の原子爆弾の投下によって、30万人以上の命が奪われたことを学んだ。
「そんな歴史があったとは・・」多くの知らないことがあった。
戦争は怖い、再び繰り返してはならないと思った。
ぼくは今でも戦艦が好きだ。
でも、戦争のおそろしさと平和の大切さを訴えるためにずっと形を残してくれた原爆ドームを、これからも心に刻んでおきたい。
【担任 鎌田 千陽】